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ーーーーいろいろ考えた結果行きたい大学は宇都宮大学国際学部だけだったんですーーーー

ゲストプロフィール

小山彩花(コヤマアヤカ)

現在インテリア会社勤務一年目。宇都宮大学国際学部を昨年度卒業。高校の頃に国際協力に興味持つようになり、ボランティア実習として行ったカンボジアに興味を持つ。のちに児童売春問題を知り、その原因、問題解決法を探すため大学時代には王立プノンペン大学に留学する。

ーー中学時代までを教えてください。

音楽サークルのライブでギターを弾くスミスさん。観客のいるライブに出演するほどの腕前だそう。

札幌出身で兄弟には双子の妹がいます。幼少期の頃の性格は引っ込み思案なところがあり、人話すのが得意でなかったり、何かを達成したいという意欲もそこまで高くありませんでした。親は好きなことはなんでも応援してくれましたが、勉強に関しては厳しかったと思います。塾にも親に言われて言っていました。

小学校、中学校と放課後はよく図書館に行っていましたね。小説を読むことが多くて、当時はハリーポッターを英語で読むことが目標でした(笑)ハリーポッターは図書館でコーナーが作られていて目立っていたし、こんなに長い本を全文読めたら凄そう!達成感あるんじゃないか!という気持ちで、辞書を引きながらコツコツ読んでいましたね(笑)なんとか読み終えることもできました。

中学では英語のALTの授業がとても楽しかったです。英語を高校では多く勉強したいと思ったので、札幌にある高校のグローバルコースという英語に力を入れた学校に行こうと思いました。

ーー高校生活はどうでしたか。

音楽サークルのライブでギターを弾くスミスさん。観客のいるライブに出演するほどの腕前だそう。

グローバルコースでは英語はもちろんなのですが、国際協力について学ぶ機会が多くありました。国際協力の分野で活躍している人の話を聞く機会が何度かあるのですが、特に印象に残っているのは高遠菜穂子さんという方です。

この方は、イラクの病院に人道支援として行っていた時、現地で人質になってしまいました。無事解放されたそうのですが、日本ではそのような事態に巻き込まれたのは自己責任だ、というバッシングが多くあったそうです。これによって一時は引きこもってしまったりしたそうですが、立ち直り国際協力の仕事を再開されました。辛いけど自分がやらないといけない、という使命感からだそうです。私はその責任感にとても感銘を受けました。

このような話を聞いていく中で、自然と私も国際協力という仕事に興味を持ちはじめ、将来は国際協力に携わりたいと思うようになりました。高校ではボランティア実習というプログラムがあり、何か行動に起こしたいと思ったので、これに参加してカンボジアとベトナムへ行きました。

このプログラムに参加した感想としては、私には何ができるかなど、自分ごととして物事を捉えることができました。高遠さんの話を聞いていない中学までの自分であれば、きっと旅行感覚だったと思います。またここで今後の自分のテーマとなる児童売春問題を知り、衝撃を受けました。私はこのプログラムでカンボジアに興味を持ち、実習後ホームステイも経験しました。このホームステイ自体もとても良い経験となり、やはりカンボジアやカンボジアの児童売春問題に興味があると再確認できたため、大学ではそのような勉強をしたいと思うようになりました。

勉強するにあたってカンボジアの大学に行きたいと考えたため、カンボジアで国際協力を学べる王立プノンペン大学に留学できる日本の大学を探しはじめました。それに該当する大学は日本には東京外国語大学のカンボジア学科と宇都宮大学の国際学部しかなく、東京外国語大学は国際協力ではなく、言語に重きを置いたものであったため、宇都宮大学に行くことにしました。

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ーー大学生活はどうでしたか。

音楽サークルのライブでギターを弾くスミスさん。観客のいるライブに出演するほどの腕前だそう。

2年生の時に、カンボジアの王立プノンペン大学に留学に行きました。テーマはカンボジアの児童売春問題についてです。現地に行って勉強したかった理由としては、現地の大学生の視点や考えを取り入れたかったからです。

1年間過ごしてみて、私なりに出した結論としては児童売春の原因は貧困というより、カンボジアの文化によるものが多いのではないのか、ということです。カンボジアでは男尊女卑の文化が根強くあります。女として生まれたからには男性の役に立たなければならないということから、性被害に抵抗することはできず、女性は結婚するまで性交渉をしてはならないということから、親などに相談することもできず、仮にバレてしまった場合偏見などから結婚や社会復帰をするのが難しく、児童売春を続けざるを得ないという現状があります。

以前の私含めてですが、世間一般的な考えとしては貧困問題を解決すれば、児童売春は解決すると思われていますが(そういう側面もありますが)、私としてはもっと根深い文化によるものだと思いました。

また、カンボジアではカンボジア留学のガイドブックの作成を自主的に行なっていました。留学というとどうしても欧米国家が主流となっていますが、私は東南アジアなどを留学先として選ぶ人がもっと増えてほしいと思ったからです。日系のフリー雑誌会社でインターン生としてパンフレット作成を学び、このガイドブック作成のためのノウハウを学ばせてもらったりもしました。

ーー大学生活でやって良かったこと、やっておけば良かったことなどはありますか。

やって良かったこととしては、無理をしたことです。私は1年間の留学をしたので、本来であれば大学を5年間での卒業だったのですが、無理をして4年間で卒業することにしました。スケジュール的に単位を取り終えたり、卒論を書いたり、就活をしたりするのはとても大変でしたが、無理をしてやり遂げることができたのはとても良かったです。

後悔の残るところとしては、2つあります。1つは働きたいと思っていたNPOでインターンをしておけば良かったことです。カンボジアの児童売春問題は確かに日本では馴染みのない問題ですが、それに取り組んでいるカモノハシプロジェクトというNPOがあります。ここは現在社員を募集していないみたいですが、インターンを自分でアポを取りやらせてもらえていれば、もしかしたら働くことができたかもしれない、と後悔しています。

もう1つはバイトをちゃんとやってみたかったことです。何より授業がとても忙しかったため、シフト制のバイトができませんでした。バイトをちゃんとやることで、同じ時間に同じ仕事をするという社会人の働き方に慣れていればと思います。

皆さんに何かアドバイスするとしたら、物事の優先順位に迷ったらまずは好きなことを一番にするべきだということです!

ーー進路はどうされますか。

インテリア会社に就職しました。国際協力を仕事にすることを考えていたのですが、NPOに入るには博士課程まで進むことが多くは求められ、知識や経験、マネジメントなど人々を救いたいという思いだけでなく、それを実現させる力も持っていなければならず、私にはそこが足りていませんでした。現状に納得はしているものの、後悔は少し残っています、、。

就職をインテリア会社に決めたのは、単純に住宅に興味があったからです。NPOには入れませんでしたが、国際協力を諦めた訳ではなく、この会社でやってみたいことがあります。それは、勤めている会社を東南アジアに進出させることです。カンボジアに留学に行った時、留学先のアパートはとても質素で、部屋の家具に統一感というものがありませんでした。スチールの机に木の椅子を組み合わせているような。現地にはインテリア会社もなく、そもそも住宅に投資するという概念があまりないのだと思います。日本のインテリア会社をカンボジアや東南アジアに進出させることで、インテリアや家具などの安心感や楽しさを伝えられたら嬉しいです。

ーーどのような人生にしていきたいですか。

音楽サークルのライブでギターを弾くスミスさん。観客のいるライブに出演するほどの腕前だそう。

まずは仕事をルーティン化にはしたくないです。毎日決まった時間に起きて、決まった仕事をして、家に帰って寝る。今の意識のままでは、何も考えることなく日々が過ぎていきそうな感じがしています。新しいことを勉強してみたり、好きなこと、興味のあることを常にやることで、そんなありふれた人生にはしたくないです。

具体的にはまだわかりませんが、いずれはカンボジアに関わることを何かできたらいいです。

ーー最後に、小山さんにとって「大学」とは?

私にとって大学とは人生で一番居心地がいい場所であり、いろんな意見を吸収できる場所だと思っています。

音楽サークルのライブでギターを弾くスミスさん。観客のいるライブに出演するほどの腕前だそう。

オンラインでインタビューを受けていただきました!

この記事を読んで、みなさんはどう感じましたか。

小山さんは、自分の学力や偏差値ではなく、自分のやりたいことが叶えられるかどうかで大学を選ばれ、大学では高校時代からやりたかった勉強をやり、自分の中で一つの答えを見つけました。