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ーーーー 発展途上国での体験や、積極的に活動してきた経験を経て思うこと、そして大学の意味とはーーーー

ゲストプロフィール

斎藤祐花(サイトウユウカ)
青山学院大学地球社会共生学部在学。栃木県出身、小学1年時に神奈川県へ移り、その後家族の転勤によりタイへ移住。幼少期から新しい環境や知識に興味を持っていた。家庭の自由な方針や、様々な土地へ移住した経験も影響しオープンな性格で育つ。タイへの移住や、高校時代の部活や授業での人との関わりを経て社会課題について考えるようになる。大学受験時に自分の価値観を確認したことを通して、大学入学後したいことが明確になる。現在は自身の立ち上げたエシカルプロダクトブランドに従事しているほか、様々な活動に参加するなどし、他者に活動を促す活動なども行っている。

ーー高校までの経歴を教えてください。

音楽サークルのライブでギターを弾くスミスさん。観客のいるライブに出演するほどの腕前だそう。

 

栃木県で生まれました。田んぼに囲まれた田舎で幼少期は育ち、小学1年時に神奈川県に移住しました。引っ越しにはあまり抵抗はなかったですね!私の家庭が自由な方針だったことや、家族がみんな他人にオープンであったことなども影響しているかもしれませんが、心配というよりはむしろ「どんな友達ができるんだろう」というように楽しみでした。もともと新しい知識を得ることが好きで、様々な遊びを試したり、調べ学習をしたりしていました。

小4の時に家族の転勤の影響でタイに移住し、日本人学校で過ごしました。日本人学校には様々な県や国からいろいろな生徒が来ており、新しい出会いにとてもワクワクしました。初めての発展途上国で、自分のようにクーラーのきいた部屋で生活することができる人がいる一方、厳しい環境下で物乞いをして生活するしかない人々も多くいて、同じ人間でも生活が大きく異なると感じていました。日本に帰国した時、社会で世界の貧困についての単元を扱ったときに、自分のタイでの体験を話したらみんなすごく興味を持ってくれたんです。その時自分の話で他人の世界を広げる事の楽しさが植えついていったのかもしれません。帰ってきてからは、国際開発や貧困など世界の問題にも目を向けるようになっていきました。

高校は、英語ができて、ハーフが多くボランティアも経験できるという事で国際科に進学しました。高校時代にはボランティア通の知人が誘ってくれたこともあり、ベトナムフェスティバル等の様々なボランティア活動に遊び感覚で参加していました。そのなかで、高校の同世代の人々だけでなく、様々な人と出会い対話する経験ができました。高校時代は、ルーツや政治問題、そして各国の特徴的な点についてなど毎日がディスカッションの日々でした。高校時代には様々な人と触れ合うことによって、自分もより成長したいと感化され、また自分の世界を広げていきました。

もともと高校1年のときから大学については考えていたのですが、進路を本格的に考えるにあたって自分が趣味で行っていたボランティア活動についても向き合うようになりました。そこで自分が日本人としてでなく地球人であるという思考に至り、地球市民的な考え方に合う学校がないかという事で青山学院大学の地球社会共生学部を目指すことにしました。自己推薦による入試を選択したのですが、そこでまた自分について深く掘り下げ、進学先で何をしたいのかという事も考えていました。

ーー大学入学以降はどのような活動をされていましたか?

音楽サークルのライブでギターを弾くスミスさん。観客のいるライブに出演するほどの腕前だそう。

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自分のしたいことは大学入学前にあらかじめ考えていたので、それに向かって活動していきました。2年の後期にはタイのマヒドン大学への留学を経験したり、そこでのインターンやボランティア兼フィールドワークも経験しました。

留学等以外にも様々な活動をしてきました。大学公認のフィールドスタディ団体であるUN:LIMITEDの代表を務め、フィリピンのNPOとコラボして行ったジンジャエールの販売活動などを通してモノを通して支援活動することが好きだと気づきました。商品の魅せ方を工夫することの楽しさも学びました。この他にもタイ日本人学生会の企画運営、社会問題を語るユースオンラインコミュニティtellerの立ち上げや、スラム街発ブランドFEEMUEのPRを務めるなどの、数多くの活動に従事してきました。

また、エシカルプロダクトブランドの立ち上げにも従事しました。もともと地球規模課題の解決の中でも女性や貧困支援に興味がありましたが、JICAなどに従事するほど自分を捧げられないと考えていました。そこでエシカルについて先生に紹介され、私自身が洋服が好きであるという事もあり興味を持ちました。映画等を通じて学んでいくうちに安いファストファッションの裏にある過酷な労働環境や、それが周辺諸国の劣悪な生活環境にもつながっている事を知り、自分自身の無知さにももやもやすると同時に、洋服を通して社会問題を知る機会は若者にとっても身近なものなのではないかと感じました。つながりというものを1つのコンセプトとして、ブランドの見せ方にもこだわり、真面目でダサいものにならないように工夫し、自分たちの生活を使うなどして面白おかしくおしゃれに見えるようにしています!今まで社会問題を認識していなかった人々に、物を売り、その裏にある考えなどを知ってもらいたいと思っています。また、自分たちの活動を見て、行動を起こすことはイメージよりも手軽なことだとおもってどんどん行動を起こしてくれたらいいなと思っています。

ーー大学生活のなかで、やってよかったこと、そして後悔したことはありますか?

音楽サークルのライブでギターを弾くスミスさん。観客のいるライブに出演するほどの腕前だそう。

やってよかったことは、新しい場所に行ったことです。私の場合にはボランティアでしたが、自分の所属するコミュニティにはない新しい人に出会えたことが良かったと思います。

価値観や交友関係を広げていくという意味で新しい場所に行ったことが大切だと感じました。自分のアイデンティティが触発されましたね。

やっておけばよかったことはそんなにありません。自分のやってきたことを後悔しないで、これからやっていけば良いのではないかと思います。しいて言うなら、私の場合は算数の勉強くらいですかね(笑)

ーー斎藤さんの人生に影響を与えた人物や本はありますか?

音楽サークルのライブでギターを弾くスミスさん。観客のいるライブに出演するほどの腕前だそう。

シャーロックホームズですね。すでに見えてる世界をもう一度自分で見て、小さな面白さを発見する姿勢に影響をうけました。また、坂本龍馬の誰かに変だと思われていても新しいことをどんどんやっていく、取り入れていくことが大切であるとも思いました。そして最後に、杉原千畝のどのような立場でも自分の信念を貫く姿勢から、そのような姿勢の重要性についても学びました。

ーー高校生や大学生に向けてアドバイスはありますか?

自分の好きなことや、素直に「やりたい!」と思ったことに100%の力をつかってがむしゃらに取り組めばいいと思います。このインタビュー記事を読んでいる皆さんは元々様々なことを考えている方々だと思いますが、皆さんの本当にやりたいことをやるべきだと私は思うのです。私のことを意識高い系だと思うかもしれませんが、私はたまたま自分が好きだと思ったことをがむしゃらにやっていただけです。「人生楽しんだもの勝ち」という言葉がありますが、まさにその通りだと私は思います!自分が楽しいと思ったことに他人も巻き込んで、その巻き込んだ人も楽しいと思えたら最高ですね!

ーー最後に齋藤さんにとって大学とは?

大学は好きなこと、何をしても大丈夫な時期であると私は考えています。私のように休学という1つの手段を使って、海外で活動をしつつ将来自分がどのように働くかをじっくり考える時間を作ることもできる期間です。しかし、もう1つ重要な意味合いを持つ時期でもあります。それは自分の好きなことに責任をもって、ちゃんと努力する必要がある時期であるという事です。自分が本当に好きなことが見つかったのなら、そのことにがむしゃらに取り組んでみてください。

この記事を読んで、みなさんはどう感じましたか。

斎藤さんは様々な体験や経験を通して、自分のやりたい事の軸を見つけ、その軸に沿って全力投球されていらっしゃいます。その根底には自分が興味を持った事に正直に向き合おうとしてきた幼少期から一貫したものが感じられました。

皆さんは今、自分のやりたいことに責任をもって100%向き合えていますか?そして、幼少期に持っていた好奇心に正直に向き合う姿勢を失わずに、様々な御託を並べたりせずに自分の興味に真摯に向き合おうとしていますか?